ノード設定

シナリオエディタにてノードを選択することで、ノードの設定を編集・保存することができます。

共通設定

項目 説明
ノード名 ノードの名前。フロー上で何をしているか判別しやすい名前を設定します。
初期ノード設定
※「質問する」「案内する」「AIエージェント」のみ
通話開始時に最初に実行されるノードを 1 つだけ指定します。

 

「質問する」

ユーザーに問いかけ、その回答(音声)を認識してデータとして取得します。

1.ボットの発話内容

ボットに発話させたい内容を入力してください。

2.回答タイプ(プリセット)の選択

ユーザーが回答の種類を選ぶだけで、AIへの指示(プロンプト)や入力チェック(正規表現)が 自動的に設定される仕組みです。

タイプ ボットの挙動(AI補正の効果)
自由回答 あらゆる発話を受け付けます。必要に応じて独自のAI指示を追加できます。
氏名 発話から氏名を抽出し、姓名を半角スペース区切りで保存します。
電話番号 「ゼロ九ゼロ…」などの発話を「090…」の半角数字へ自動変換します。
日付・時間 「来週の月曜」などの曖昧な表現を日時データへ正規化します。
「抽出する内容」で
 日付(YYYY-MM-DD)/時刻(HH:MM)/日時(YYYY-MM-DD HH:MM)
の3形式から選択できます。
はい / いいえ 「大丈夫です」「結構です」などの表現を yes または no として判定します。
数値 金額や年齢などの発話から、単位を除いた「数字のみ」を抽出します。
住所 住所の発話を Google Maps で補正して保存します。
郵便番号・カナ表記も同時に保存されます(変数名の入力が必須。
{変数名}_address / {変数名}_postal / {変数名}_address_kana の3変数が保存されます)。

3. AIによる入力補正(AI補正)

AI補正をONにすると、AIが文脈を理解して入力内容を補正します。
氏名・電話番号・日付・時間などのプリセットを選択した場合は既定でONになり、自由回答では任意でONにできます。

  • メリット
    音声認識の聞き間違いやユーザーの言い間違いがあっても、 文脈から正しい情報を推測して変数へ保存できます。
  • API設定
    この機能を利用するには、GeminiのAPIキー設定が必要です。
    未設定の場合は警告メッセージが表示されます。

4. 回答を保存する変数名

回答から取得した情報を変数に保存します。任意の変数名を入力してください。

  • 例: user_name(変数呼び出し時: ${user_name})

5. エラーハンドリング(聞き直し設定)

AIが聞き取れなかった場合や、入力形式が正しくない場合の挙動を制御できます。

  • 最大聞き直し回数
    無限ループを防ぐための上限回数です(デフォルトは3回)。
  • 聞き直しメッセージ
    ユーザーが答えやすいよう、言い回しを変えたメッセージを設定することを推奨します。

6. 復唱・確認設定

取得した内容をボットが読み上げて確認する動作を設定できます。
聞き間違い・聞き取り間違いに気づいて再入力させたい場合に有効です。

  • 保存した内容を復唱する
    ONにすると、入力確定後にボットが保存値を読み上げます。
    項目種別(氏名/数値読み/数量読み/住所/生年月日/その他)に応じて読み上げ方が切り替わり、復唱文言のテンプレートは自由に編集できます({value}</code > が保存値に置換されます)。
  • 確認応答(はい / いいえ)を聞く
    復唱後にユーザーの「はい/いいえ」を聞き取り、「いいえ」の場合はリトライ時の発話({original_prompt}</code > が元の質問文に置換)で再質問します。
    リトライ上限を超えた場合の遷移先は、ノードの「retry_exceeded」ハンドルからエッジを引いて指定できます(未接続の場合は通話が切断されます)。

7. 無音タイマー設定

ボットの発話終了後、設定した秒数のあいだユーザーの発話がない場合に、設定した文言を自動で発話させる機能です。
編集パネルの「無音タイマー設定 (Silence Timer)」(折りたたみ表示)を開いて設定します。

項目 説明
無音検知時に自動発話する 機能のオン/オフを切り替えるトグルです。既定はオフで、オフの場合は無音が続いても自動発話しません。
無音タイムアウト秒数 自動発話までの無音秒数です。3〜60秒で設定できます(既定: 10秒)。
自動発話の文言 無音検知時にボットが発話する文言です(オンにした場合は必須・500文字以内)。
例: もしもし?聞こえていますか?
${変数名} で変数を差し込めます。

NOTE
オンにした状態で秒数が範囲外の場合や文言が未入力の場合は、ノードを保存できません(エラーメッセージが表示されます)。
無音タイマー設定は「質問する」ノードと「AIエージェント」ノードで利用できます。

 

「案内する」

ユーザーにメッセージを伝えます(例:挨拶や注意事項の読み上げ)。

1.ボットの発話内容

ボットに発話させたい内容を入力してください。

 

「条件分岐」

変数の値などに応じて、次に進むルートを枝分かれさせます。

1. 分岐の仕組み(IF / ELIF / ELSE)

条件は IF / ELIF / ELSE のブロック構造で設定します。

  • 上から順に判定
    IF → ELIF(複数追加可)→ ELSE の順に条件がチェックされ、最初に「一致」したブロックのルートへ進みます。IF は先頭、ELSE は末尾に固定です。
  • 順序の入れ替え
    ELIF ブロックは、ブロック右上の上下移動ボタンで判定の順序を入れ替えることができます。
  • ブロックの追加・変換
    「ELIFを追加」で条件ブロックを増やせます。ELIF ブロックの「ELSEにする」ボタンで、そのブロックを ELSE に変換することもできます。

2. 条件の設定方法

各ブロック(IF / ELIF)では、変数・比較演算子・値をそれぞれ選択・入力して条件を設定します(1ブロックにつき条件は1つです)。

演算子 意味
と等しい(==) 変数の値が入力値と一致する。
と異なる(!=) 変数の値が入力値と一致しない。
より大きい(数値)(>) 変数の値が入力値より大きい(数値比較)。
より小さい(数値)(<) 変数の値が入力値より小さい(数値比較)。
以上(数値)(>=) 変数の値が入力値以上(数値比較)。
以下(数値)(<=) 変数の値が入力値以下(数値比較)。

NOTE
値の入力欄では、全角英数字が自動的に半角へ変換されます。

3. ELSE(デフォルトルート)の役割

ELSE は、どの条件にも当てはまらなかった場合の「逃げ道」となるルートです。

  • 予期しない回答やステータスが返ってきた場合でもフローが停止しないようにするための重要な設定で、ELSE ブロック自体は削除できません。
  • ELSE のエッジ(接続線)が未接続の場合は警告が表示され、「バージョン作成」(公開)前の自動チェックでも検出されます。

 

「システム連携」

外部APIを呼び出し、顧客情報の参照や予約データの保存などを行います。

システム連携設定画面

1. 連携先の選択

「外部連携設定」で事前に登録した認証情報を選択するステップです。

  • 認証情報を選択すると、接続先のベースURLやAPIキーが自動的に適用されます。
  • プルダウンはカテゴリ(業務システム/メッセージ送信/AI・音声認識/カレンダー/住所・配送)ごとに区切って表示されます。
    先頭の「認証設定を使用しない」を選ぶと、認証なしの汎用 Webhook として設定できます。

NOTE
選択した連携先に応じて、設定画面は自動的に専用エディタへ切り替わります。

連携先 エディタ
Salesforce Salesforce 専用エディタ(次項参照)。
kintone レコードの検索条件・取得項目を画面上で設定できます。
ecforce 顧客・注文情報の検索や更新を画面上で設定できます。
Slack シナリオの途中で Slack へ通知メッセージを送信できます(OAuth 連携 (Bot) / Incoming Webhook URL)。
Gemini 生成 AI(Gemini)の呼び出しをシナリオに組み込めます。
RCS AI CROSS(絶対リーチ!) テキスト送信・テンプレート送信を設定できます。
上記以外(SMS 各社・日本郵政・Google Calendar など) 汎用 Webhook エディタ(後述)。

2. Salesforce専用エディタ

Salesforceを選択した場合は、専用の設定画面へ自動的に切り替わります。

  • メリット
    JSONやHTTPメソッドなどの専門知識がなくても、画面上の項目を選択するだけで Salesforceの顧客情報を参照・更新できます。
  • 対象オブジェクトの選択
    操作対象のオブジェクトは検索付きプルダウンから選択します。
    標準オブジェクトに加えてカスタムオブジェクト(「Custom」バッジ付きで表示)も選択できます。
    選択中のアクション(検索/作成/更新)で操作できないオブジェクトは選択不可になります。
◆ アクションの選択</span >

何のためにSalesforceへ接続するか、カード形式で目的を選択することが可能です。

目的 説明
カスタム検索(GET)
既存の顧客情報を探す。
カスタム作成(POST)
新規レコードを作成する。
カスタム更新(PATCH) 既存レコードを更新する。
【カスタム検索(GET)】

ここではSalesforceに保存されている顧客情報を検索し、検索がヒットした場合に設定した項目を取得・変数に保存します。

処理 項目 説明
検索条件
(describe API連携)
Salesforce項目 検索条件に含めるSalesforceの項目をプルダウンより指定する。
検索する値(変数も可) 検索に利用する値を指定する。変数を指定することも可能。
取得する項目と保存先 取得項目(SELECT) 検索でヒットしたレコードから取得するSalesforceの項目をプルダウンより指定する。
ボットの変数名 取得した値を保存する変数の名前を設定する。
検索ヒット件数(totalSize)の保存 検索でヒットしたレコードの件数を保存する変数の名前を設定します。
【カスタム作成(POST)】

ここではSalesforceの新規レコード作成にあたり、ユーザの発話からSalesforceに保存する項目を設定します。

処理 項目 説明
設定する項目と値(Payload) Salesforce項目 登録対象とするSalesforceの項目をプルダウンより指定する。
セットする値(変数も可) 指定したSalesforce項目に登録する値を指定する。
変数を指定することも可能。
【カスタム更新(PATCH)】</span >

ここではSalesforceに保存されている顧客情報を検索し、検索がヒットした場合に設定した項目を取得・変数に保存します。

処理 項目 説明
更新対象のレコードID SalesforceレコードID 更新対象のレコードのID(ユニーク)を指定する。
変数を指定する場合は、本ノードより前の段階で「カスタム検索」ノードを配置し、その中でIDを取得するシナリオを組んでください。
設定する項目と値(Payload) Salesforce項目 更新対象とするSalesforceの項目をプルダウンより指定する。
セットする値(変数も可) 指定したSalesforce項目に設定する置き換え値を指定する。
変数を指定することも可能。

3. 汎用Webhookエディタ

専用エディタのない連携先や、より自由なAPI連携を行う場合の設定です。

  • URL の設定(プリセット選択)
    「URLプリセット」プルダウンから、選択した認証情報に応じた API の URL プリセットを選択できます。
    プリセットを選ぶと URL が自動セットされ、URL 内のパラメータは変数選択式で指定できます。
    「自由入力」に切り替えて URL を直接入力することも可能です(変数挿入ボタンあり)。
  • ヘッダー / ボディの設定
    以前取得した変数を ${var_name} 形式で埋め込むことで、 APIリクエストに動的な値を設定できます。
  • レスポンスマッピング
    APIから返ってきた値を変数として保存し、その後のフローで利用できるように設定します。
◆ 詳細なHTTP設定</span >

通常は折りたたまれている高度なHTTP設定を必要に応じて変更できます。

  • Method
    GET、POSTなどのHTTPメソッドを選択します。
  • Headers
    APIキーなどの認証情報やカスタムヘッダーを追加できます。
◆ リクエスト形式の選択(JSON / Form)</span >

API通信時に送信するデータ形式を切り替える設定です。

  • JSON
    多くのWebサービスで利用される形式(application/json)。
  • Form
    従来のWebフォーム送信などで使われる形式(x-www-form-urlencoded)。
  • 変数の挿入
    変数選択メニューを使って ${var_name} 形式でボディに埋め込めます。
◆ レスポンスマッピング(結果の抽出)</span >

APIから返ってきたレスポンスデータから特定の値を取り出し、 後続のフローで利用できるように変数へ保存する設定です。

  • JSON Path の指定
    JSON Path を使ってレスポンス内の値を指定します。
  • 例
    records.0.Name と入力すると、 最初のレコードの Name を取得できます。

4. 高度な設定(タイムアウト)

システム間通信の待ち時間を調整する設定です。

  • デフォルトは 5000ms(5秒) です。
    連携先システムの応答速度に応じて調整する場合があります。

 

「値を記憶」

計算結果や特定のステータスを、変数として一時保存します。

1. 変数のセット

ノード通過時に指定した変数に任意の値を保存します。

  • 応対結果の上書き
    応対結果を設定した「値を記憶」ノードを通過した通話は、「切断」ノードの設定に関わらず、「値を記憶」ノードの設定が優先されます。

 

「転送」

外線やオペレーターへ電話を転送します。

1. 2種類の転送方法の使い分け

状況に応じて、最適な転送先を選択できることを解説します。

  • 外線番号
    </a >
    </strong >

    • 特定の電話番号へ転送します。
    • 変数の活用
      ${sf_agent_phone} のように、システム連携で取得した「担当者の直通番号」を 変数として指定し、転送先を動的に変更することもできます。
  • スキル(キュー)
    </a >
    </a >

    • システム内の特定の「スキル」に紐づくオペレーターグループへ着信を割り当てます。
    • リストから選択するだけで設定できるため、簡単に転送先を指定できます。

2. 転送前のアナウンス

転送直前に再生するメッセージを設定します。

  • デフォルトメッセージ
    「担当者にお繋ぎします。」といった標準的な案内が用意されています。
  • カスタマイズ
    ${user_name} などの変数を使い、 「${user_name} 様、お調べしますので担当にお繋ぎします」 のような個別対応の案内メッセージを設定できます。

3. 設定の入力ルール

  • 電話番号
    ハイフンなしの半角数字で入力します。
  • リアルタイム取得
    スキル一覧は自動取得されるため、 常に最新の組織構成に合わせて選択できます。

4. 通知設定(Slack 通知)

転送を行うタイミングで、Slack に通知メッセージを送信できます。オペレーターへの取り次ぎ時にお客様情報を共有したい場合に便利です。

  • 設定方法は「切断」ノードの通知設定と同様で、送信方法(OAuth 連携 (Bot) / Incoming Webhook URL)・通知先チャンネル・メッセージテンプレート(変数挿入可)・テスト送信を設定できます。 </strong >
  • ※「途中離脱時の通知先として使用」の設定は切断ノード専用のため、転送ノードには表示されません。

 

「AIエージェント」

シナリオの中に置く「AIが自律的に会話するブロック」です。
決まった質問を順番に聞く一問一答型の「質問する」ノードと異なり、生成AIがユーザーと自然に対話しながら、以下のことを自動で行います。
  • 用件のヒアリング(何のお電話かを聞き出す)
  • 社内資料(ナレッジ)を参照した回答
  • 外部システム(Salesforce)と連携した顧客照会・情報更新
  • 会話結果に応じた振り分け(担当部署へ転送 / 資料送付 / 対応対象外 など)
  • 対話内容の要約と、聞き取った情報の変数への保存
想定ユースケース 例
一次受付・取次 ご用件を伺い、適切な部署へおつなぎする。
資料送付の受付 資料希望の可否・送付先を確認する。
FAQ 応答 料金・営業時間などをナレッジから回答する。
顧客照会 発信者番号でお客様を特定し、会員ランクに応じて応対を変える。

1. 利用の前提(Gemini クレデンシャル)

AIエージェントの対話とプロンプト生成には、生成AI(Gemini)による処理が必要です。

  • 「外部連携設定」で Gemini の APIキー設定を事前に登録し、編集パネルの「認証設定」プルダウンから選択してください(必須)。
  • 未選択の場合は警告メッセージが表示され、通話時に正しく動作しません。

2. 設定項目と入力例

AIエージェントへの指示書(システムプロンプト)は、画面の項目に沿って入力した業務情報から自動生成します。
編集パネルの項目を上から順に設定し、最後に「プロンプトを生成」ボタンをクリックする流れです。
「想定業務」は選択必須で、それ以外の項目は任意です(必要なものだけ設定すれば動作します)。
以下では「コールセンターの一次受付・取次」を例に、各項目の入力例を示します。

◆ ノード由来変数設定(他ノードの変数を渡す)</span >

他のノードで取得・設定済みの変数を、参考情報としてAIエージェントに引き継ぐ設定です。
※同じシナリオ内に他ノード由来の変数が存在する場合のみ表示されます(表示位置は「業務フロー指示書」の上)。

  • 設定方法
    トグルで利用の有無を選び、利用する場合は変数ピッカーで他ノードの変数を選択して、説明を入力します(例: user_phone「本人確認済みの発信者電話番号」)。
  • 効果
    通話中は「変数名(説明): 現在の値」の形でエージェントに渡るため、前の「質問する」ノードで聞き取り済みの値を再度ユーザーに尋ねずに活用できます(値が未取得の場合は「(未取得)」と渡ります)。
  • 前提
    値が渡るには、その変数を保存しているノード(例: 質問するノード)の保存変数名と、ここで選ぶ変数名が一致している必要があります。
◆ 想定業務(必須・複数選択可)</span >

このエージェントに任せたい業務の「進め方の型(進行モデル)」を選択します。チェックボックスで複数選択でき、1つ以上の選択が必須です。

型 代表業務例 どんな進め方か
分類・ルーティング型 受付 用件を分類して担当へ振り分けます。
分類カテゴリ(取次 / 折返し / お断り など)と、どちらとも取れる場合の寄せ方を定義し、分類に応じて聞き取る項目を変えられます。
順次収集・確認型 個人情報収集 必要な項目を上から1つずつ「聞く → 確認 → 次へ」の順で埋めます。
全項目を確認し終えたら対応結果を保存して終了します。
手順・フロー型 機器操作 台本化された番号付きステップを、分岐を交えながら1ステップずつ進めます(1ステップ=1つの質問)。
検索・回答型 QA ナレッジを検索し、その根拠にもとづいて回答します(AIが情報を創作しません)。知識を事前にナレッジベースへ登録しておくことが前提です。
その他   上記のいずれにも当てはまらない業務。特定の進行モデルを指定せずに生成します(業務フロー指示書・補足情報の内容で調整)。
  • 効果
    選んだ進行モデルはプロンプト生成に反映され、生成される指示書(特に「会話の進め方」)の書き方がその型に合わせて調整されます。
  • 複数選択で複合業務を表現
    複数の型を選ぶと、それらを組み合わせた業務を表現できます(例: 受付をしつつ FAQ にも答える →「分類・ルーティング型」+「検索・回答型」)。
  • 選び方のコツ
    自分の業務に一番近い型を選びます。当てはまる型が無ければ「その他」を選んでください(「その他」を他の型と一緒に選んだ場合、生成には他の型のみが反映されます)。

CAUTION
想定業務が未選択の場合、「プロンプトを生成」ボタンが押せないだけでなく、ノードの保存もできません。
必ず1つ以上選択してください。

◆ 1. 業務フロー指示書(任意・アップロード)</span >

応対マニュアル、トークスクリプト、業務フロー図などのファイルをアップロードすると、AIが指示書を作る際の下地になります。

    • 対応形式
      .pdf / .txt / .csv / .md(上限20MB 目安)。Word(.docx)は非対応です。
    • 入力例
      コールセンター応対マニュアル.pdf / 取次フロー.txt
  • アップロード数
    1ファイルのみです。新しくファイルを選ぶと前のファイルは置き換わります。
    複数の資料を渡したい場合は1ファイルにまとめるか、応対時に参照させたい資料であれば次の「ナレッジファイル」(複数選択可)を利用してください。
  • ポイント
    無くても動作しますが、内容が充実しているほど生成される応対の精度が上がります。
◆ 2. ナレッジファイル</span >

「〇〇について聞かれたら資料を調べて答える」という動作のために、AIが回答時に参照する社内資料を選択します。
事前に「ナレッジベース管理」でアップロードしたファイルから選びます(複数選択可)。

  • ファイルの追加(ピッカー)
    選択済みリストの下にある「ファイルを追加(残り〇件)」ボタンをクリックすると、ファイル選択のポップアップが開きます。
    ポップアップでは、ファイル名・説明での検索とタグでの絞り込み(複数選択時はいずれか一致)ができ、候補をクリックすると選択に追加されます。
    絞り込んだ候補が複数ある場合は「表示中の 〇 件をすべて追加」ボタンでまとめて追加できます。
  • 検索方針(必須)
    選択した各ファイルのカードに「検索方針」の入力欄(200文字以内)が表示されます。「いつこのナレッジを検索するか」をAIへの指示として入力してください。
    入力例: 品目・分別区分の質問は必ず検索する
    未入力のファイルがあると、ノードの保存・プロンプト生成ができません</strong >(エラーメッセージに未入力のファイル名が表示されます)。
  • 入力例(ファイル)
    料金プラン一覧.md / よくあるご質問(FAQ).md / 拠点・営業時間一覧.md
  • ポイント
    ナレッジベースへの事前アップロード時に設定した説明・タグが、ピッカーでの検索・絞り込みに使われます。内容が分かる説明・タグを付けておくと選びやすくなり、AIの理解も上がります。
◆ 3. 外部システム連携</span >

対話中にAIが外部システムのデータを照会・更新できるようにする設定です。外部システムと連携する場合のみ、認証設定と連携操作を設定してください(不要な場合はスキップできます)。

設定 説明 入力例
連携設定 「外部連携設定」で登録済みの認証情報から選択します
(現時点で選べるのは Salesforce のみ)。
Salesforce(本番)
対象オブジェクト 照会・更新の対象となるデータ種別を一覧から選択します。 取引先(Account)
許可する操作 AIエージェントに許可する連携操作を 検索(query)/更新(update) から選択します。 検索

NOTE
検索(query)は常に有効で、オフにはできません(顧客照会の基本動作のため)。
更新は必要に応じて追加で許可してください。
</strong >

続けて「外部システムフィールド設定」で、AIに使わせるフィールドを「対象キー」「取得項目」の2区分で選び、それぞれに説明(自由入力・最大100文字)を入力します。

区分 役割 入力例(フィールド + 説明)
対象キー 検索・更新するレコードを特定するキー項目を指定し、その用途を説明します。 Phone +「本人認証済みの発信者電話番号でお客様を検索する」
取得項目 検索でヒットしたレコードから取り出したい項目を指定し、その用途を説明します。 Name +「お客様の氏名」/ 会員ランク +「会員ランク」

NOTE
ここで入力した説明はエージェントに渡され、どのフィールドをどう使うかの手掛かりになります。検索結果を変数に保存する設定は、このセクションではなく「5. 取得する情報」で行います。これにより「発信者番号でお客様を特定し、氏名や会員ランクを引いてきて、その後の応対に使う」という流れを作れます。 </strong >

◆ 4. 業務固有アクション</span >

エージェントの対応結果を表すアクションを「アクション名 + 説明(どんな時にそれを選ぶか)」で定義します。対話完了時に確定したアクションがアクション変数に保存され、後続の条件分岐ノードで参照できます。エラー終了時はアクション変数に「error」が保存されます。

アクション名(入力例) 説明(いつ選ぶか)
transfer 担当部署への取次が必要な用件のとき。
send_document 資料の送付を希望されたとき。
reject 対応対象外・お断りする用件のとき。

NOTE
アクション名には日本語(ひらがな・カタカナ・漢字)も使用できます。条件分岐の条件式を壊す文字(引用符・改行)、全角英数字・全角記号、前後の空白は使用できず、保存時にエラーとなります。変数名の指定方法は後述の「対話完了時に保存される変数名」を参照してください。

◆ 5. 取得する情報</span >

対話の中から聞き取って保存したい情報項目を「変数名+説明」で定義します。実行時に指定した変数名でそのまま保存され、後続ノードで参照できます(department</code > と定義すると、後続で
${department} として参照できます)。

変数名(入力例) 説明
department 取り次ぎ先の部署名。
inquiry_type 問い合わせ種別(請求 / 契約 / 技術 など)。
callback_time 折り返し希望の時間帯。

CAUTION
変数名に使用できるのは半角英数字とアンダースコア(_)のみで、先頭は英字または「_」にしてください(アクション名と異なり日本語は使用できません)。
また、他のノードで使用済みの変数名や、対応結果・サマリーの保存変数名と重複できません(違反していると保存できずブロックされます)。

◆ 6. 補足情報

指示書に追記したい注意事項・ルール・話し方のトーンを自由記述します。
プロンプト生成時の追加コンテキストとして利用され、生成されるシステムプロンプトに反映されます。
例外ルールや話し方の方針を一言添えると応対が安定します。

  • 入力例
    • 営業時間は平日9:00〜18:00。時間外は翌営業日の折り返しをご案内する。
    • クレームと判断した場合は必ずオペレータへ転送する。
    • 丁寧語で、1回の発話は簡潔にする。

応用例: 振る舞いの指示
補足情報は自由記述としてAIへの指示書に組み込まれるため、外部システム連携の使い方やデータの保存形式なども自然文で指示できます。以下はその一例です。

  • 例1: 検索の振る舞いを指示する
    検索を実際に行える能力は「3. どのシステムと連携しますか?」の設定で有効化されます(未設定のまま補足情報に書いても検索できません)。
    補足情報が向くのは「いつ・どう検索するか」の補足です。

    入力例: 「本人確認が必要な用件では、まず発信者番号でSalesforceの取引先を検索し、氏名が一致するか確認してから本題に入る。ヒットしない場合はお名前を伺う。」

  • 例2: フリガナ(カタカナ)で保存させる
    「5. 取得する情報」の説明欄にピンポイントで書く方法が確実です(例: 変数名 customer_name_kana</code
    >、説明「お客様の氏名を全角カタカナ(フリガナ)で。例:ヤマダ
    タロウ」)。
    ただしフリガナはAIの推定になるため、特に難読名では100%の正確性は保証されません。
    Salesforce
    側にフリガナ項目がある場合は、AIに変換させるより「取得項目」にフリガナ項目を含めて取得するほうが正確です。
◆ プロンプトを生成(ボタン)</span >

「プロンプトを生成」ボタンをクリックすると、入力した内容からAIへの指示書(システムプロンプト)と補助情報を自動生成し、続けて会話シミュレーションで応対の抜け・分岐漏れを自動チェックします。

  • ボタンは「生成中…」の表示に変わり、処理には数分かかる場合があります。生成中はパネル全体が編集不可になります。
  • 「想定業務」が未選択、または Gemini クレデンシャルが未選択の場合は生成できません。
◆ 生成結果の確認・編集</span >
  • 生成されたシステムプロンプトを確認
    生成された指示書本文を展開して確認できます。コピーボタンでワンクリックコピーでき、「編集する」から直接修正することも可能です。
  • 生成された information を確認
    プロンプトに付随する付加情報(読み辞書・音声認識の語彙・分類表など)を確認・編集できます。こちらにもコピーボタンがあります。

NOTE
生成されたシステムプロンプトや information を手動で編集した場合は、「プロンプトをチェック」ボタンが表示されます。クリックすると、編集内容を反映して会話シミュレーションによる再チェックを実行できます。

◆ 確認事項への回答(会話シミュレーションの結果)</span >

AIが想定会話を試し、足りない応対や分岐漏れを確認事項として1件ずつ提示します。
各項目に承認・却下・修正のいずれかで回答すると、その内容がプロンプトに反映されます。

  • 提示の例
    「本人確認が取れなかった場合の応対が定義されていません。どう対応しますか?」
  • 回答の例
    承認(AIの提案をそのまま反映)/修正(例: 「氏名と生年月日で再確認し、2回失敗したらオペレータへ転送する」と自分の文言を入力)/却下(反映しない)
  • すべてに対応すると「すべての確認事項に対応済みです」と表示されます。
◆ 無音タイマー設定</span >

編集パネル末尾の「無音タイマー設定 (Silence Timer)」から、無音検知時の自動発話を設定できます。
設定項目(オン/オフ・タイムアウト秒数・自動発話の文言)は「質問する」ノードの「7. 無音タイマー設定」と共通です。

CAUTION
AIエージェントは無音時の応答判断を自身で行うため、通常はオフのままにしてください。
オンにすると、エージェントの保留対応と自動発話が重なる場合があります。

3. 対話完了時に保存される変数名(必須)

対話が完了したときに結果を保存する変数の名前を指定します。
1つのシナリオに複数のAIエージェントノードを配置しても競合しないよう、ノードごとに変数名を設定します。

項目 説明
対応結果(アクション)の変数名 「業務固有アクション」で定義したアクション値(例: transfer)を保存します。
エラー終了時は「error」が保存されます。「取得する情報」の設定に関係なく常に保存されます(既定例: agent_action)。
サマリーの変数名 対話内容の要約テキストを保存します。常に保存されます(既定例: agent_summary)。通話履歴の確認や Slack 通知に添える用途に便利です。

CAUTION
いずれも入力必須です(agent_action / agent_summary は入力欄に薄く表示される既定例で、実際には設定した名前で保存されます)。
変数名に使用できるのは半角英数字とアンダースコア(_)のみで、先頭は英字または「_」にしてください。
他のノードで使用済みの変数名や、同一ノード内の「取得する情報」と重複する変数名は指定できず、保存がブロックされます。

4. 対話後のフロー分岐(設定例)

AIエージェントノードの後ろに「条件分岐」ノードを接続し、アクション変数の値で処理を振り分けるのが基本の構成です。
「取得する情報」で保存した変数(例: department)を転送先の判定に使うこともできます。

分岐条件の設定例 遷移先の例
agent_action == "transfer" 「転送」ノードへ進み、オペレーターに取り次ぎます(department</code > の値でさらに振り分けることも可能)。
agent_action == "send_document" 資料送付の受付ルート(「システム連携」ノードで送付依頼を登録するなど)へ進みます。
agent_action == "reject" 終了アナウンスの「案内する」ノードを経て「切断」ノードで終了します。
agent_action == "error" エラー終了時のルート。お詫びの案内やオペレーター転送に遷移させます。
上記以外(デフォルトルート) 想定外の結果に備えた案内・切断ルートを用意します。

Tips
アクション変数・サマリー変数・「取得する情報」で定義した変数は、変数リスト(「{}取得した情報を挿入」)に「AIエージェント」の出所ラベル付きで表示され、後続の「案内する」ノードの発話や「切断」ノードの Slack 通知などで利用できます。

5. 運用メモ・よくある質問

  • システムプロンプトの上限
    30,000 文字までです。
  • ナレッジは事前準備が必要
    ノードで選ぶ前に「ナレッジベース管理」からファイルをアップロードし、説明・タグを付けておいてください。
  • どこまで自動でできる?
    業務情報を入れて「プロンプトを生成」→ 確認事項に答えるだけで、専門知識なしに実用的な応対設定が作れます。細かい文言調整は生成後に手直し可能です。

クイックスタート(最短の流れ)

  1. シナリオに「AIエージェント」ノードを追加します。
  2. Gemini クレデンシャル(認証設定)を選択します。
  3. 想定業務を1つ以上選びます(必須)。
  4. (任意)業務フロー指示書をアップロードします。
  5. ナレッジファイルを選択し、各ファイルの検索方針を入力します。
  6. 必要なら外部システム連携を設定します(対象キー・取得項目)。
  7. 業務固有アクション・取得する情報を定義します。
  8. 補足情報にルールを一言追記します。
  9. 「プロンプトを生成」を押します。
  10. 確認事項に承認 / 修正で答えます。
  11. 生成物と保存変数名を確認して保存し、後続に「条件分岐」ノードを置いて対応結果の変数で振り分けます。

 

「切断」

通話を終了します。編集パネルは「基本設定」と「通知設定」の2つのタブで構成されます。

1. 基本設定タブ — 応対結果のタグ設定

このノードを通過して終了した通話に対して、分析用の応対結果タグを設定します。
「ボット対応履歴」でタグごとの絞り込み検索が可能です。

  • 応対結果の分類
    正常終了(completed)/成約・完了(conversion)/照合失敗(lookup_failed)/途中離脱(dropped)/システムエラー(failed)の5分類から選択します。
  • 優先順位
    この切断ノードに到達するまでの経路上で、「値を記憶(変数セット)」ノードによって応対結果が設定されている場合は、その値が優先されます。

2. 通知設定タブ — Slack 通知

切断ノードへ到達した時点で、Slack に通知メッセージを送信できます。

  • 「Slack 通知を送る」スイッチを ON にすると、送信方法(OAuth 連携 (Bot) / Incoming Webhook URL)・通知先チャンネル・メッセージテンプレート(「取得した情報を挿入」ピッカーで変数挿入可)・テスト送信を設定できます。
  • 「途中離脱時の通知先として使用」を ON にすると、明示的な切断ノードに到達せず通話が終了した場合(途中切電など)も、このノードの設定内容で通知されます(シナリオ内で1つの切断ノードのみ ON にできます)。
 

変数の挿入方法

「質問する」や「システム連携」で取得した情報は、他のノードで再利用できます。
テキスト入力欄(発話テキストなど)の近くにある 「{}取得した情報を挿入」 ボタンをクリックすると、 利用可能な変数リストが表示されます。

  • リストから変数を選択すると、自動的に ${変数名} という形式でテキスト内に挿入されます。
  • 例
    「こんにちは、${user_name} 様」と設定すると、 実際の通話ではユーザーの名前に置き換わって再生されます。

情報の出所(ソース)の自動判別

変数リストは「システム変数」と「ノード由来変数」の2グループで表示されます。
どのノードで取得・設定された情報かが、アイコンとラベルで表示されるため、 変数の出所を迷わずに選択できます。

アイコン 出所(ソース) 対象となる変数
吹き出し 質問する ユーザーが回答した内容(例:age など)。
翻訳 読み仮名 「質問する」で自動保存されるカナ表記({変数名}_kana)。
地図ピン /メール / 翻訳 住所 / 郵便番号 / 住所カナ 「質問する」の住所プリセットで保存される {変数名}_address / {変数名}_postal / {変数名}_address_kana。
クリップボード 値を記憶(変数セット) 手動で設定した固定値や計算結果。
データベース システム連携 外部APIから取得した顧客データ(例:last_order_date など)。
キラキラ
(スパークル)
AIエージェント 対話完了時に保存されるアクション・サマリー、および「取得する情報」で定義した変数。
歯車 システム変数 customer_phone / customer_phone:phone(発信元番号)。

リアルタイム・スキャン

変数リストは、キャンバス上の全ノードをリアルタイムでスキャンして リストを作成します。

  • 新しく「質問する」ノードを追加して変数名を設定すると、 即座に他のノードの変数リストからその変数を選択できるようになります。

関連記事